日々の口腔ケアに欠かせないマウスピースですが、「カビ」が生えてしまうことがあります。
マウスピースにカビが発生すると衛生面でのリスクが高まり、口腔トラブルや健康被害を招く恐れも。
この記事では、マウスピースにカビが生える原因から、放置した場合のリスク、そして正しい対処法までをわかりやすくご紹介します。
\月々3,000円~矯正が可能!/
マウスピースにカビが生える5つの原因
マウスピースにカビが発生してしまうのには、いくつかの共通した原因があります。
日々の使い方や保管方法、洗い方のちょっとした油断が、カビの温床になってしまうことも。
ここでは、よくある5つの原因をひとつずつ解説していきます。
原因①:使用後すぐに洗わずに放置するから
マウスピースにカビが生える大きな原因のひとつが、「使用後すぐに洗わずに放置すること」です。
口の中には食べかすや唾液、細菌が多く存在しており、これらが付着したまま放置すると、カビの栄養源になります。
特に就寝時に使うナイトガードや矯正用のマウスピースは長時間使用されるため、汚れが溜まりやすい傾向にあります。
使用後はすぐに流水で洗い流し、できれば専用の洗浄剤でしっかり洗うことが大切です。
原因②:湿気の多い場所に保管しているから
マウスピースを湿気の多い場所で保管していると、カビが発生しやすくなります。
湿度が高い環境では、カビが繁殖しやすく、マウスピース表面に付着した菌がどんどん増えてしまうのです。
特に浴室や洗面所の近く、密閉されたケースの中などは注意が必要です。
風通しが良く、直射日光の当たらない場所に保管することで、カビの発生を防ぐことができます。
原因③:洗浄が不十分で汚れが残っているから
マウスピースを洗っているつもりでも、実は汚れが落としきれていないことがあります。
とくに細かい凹凸やくぼみ部分に汚れが残り、そこがカビの温床になることも。
ただ水で流すだけでは不十分な場合もあるため、時には専用のブラシや泡タイプのクリーナーを活用するのが効果的です。
定期的に丁寧な洗浄を心がけることで、清潔な状態を維持できます。
原因④:専用ケースを清潔に保っていないから
マウスピース本体だけでなく、収納する「専用ケース」の衛生状態も見落とせません。
汚れたケースに清潔なマウスピースを入れてしまうと、すぐに菌が移ってしまうリスクがあります。
ケースの内部には湿気や細菌が溜まりやすく、カビが発生する原因となります。
週に1〜2回はケース自体も洗浄・乾燥させ、常に清潔に保つことを意識しましょう。
原因⑤:毎日のメンテナンス習慣が身についていないから
マウスピースの衛生を保つには、日々のメンテナンス習慣が欠かせません。
「つい面倒で洗い忘れてしまう」「保管方法が自己流で適当になっている」など、習慣化していないと知らないうちに不衛生な状態になります。
少しの手間を毎日積み重ねることが、カビの発生を防ぐ最大の対策になります。
使い終わったら洗う、保管前に乾かすなどのルーティンを作っておくと良いでしょう。
カビの生えたマウスピースを使い続けるとどうなる?
「少しくらいなら大丈夫」と思って、カビの生えたマウスピースをそのまま使い続けていませんか?
実はそれ、とても危険な行為かもしれません。
見た目の問題だけでなく、口腔環境や健康全体に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
ここでは、放置したまま使用を続けることで起こりうる5つのリスクについて詳しく見ていきましょう。
口臭や不快感の原因になることがある
カビが発生したマウスピースは、独特の嫌なにおいを放つことがあります。
そのにおいが口内に残り、口臭の原因になってしまうことも少なくありません。
また、装着時に不快感を覚えたり、違和感があると使用を避けたくなってしまいますよね。
せっかくの口腔ケアも、カビのせいで逆効果になる恐れがあります。
口内炎や歯茎の炎症を引き起こすことがある
カビが付着したマウスピースを使い続けると、口内の粘膜に刺激を与えてしまい、口内炎や歯茎の腫れ、出血を招く可能性があります。
特に敏感な体質の人や、免疫力が下がっているときには炎症が悪化するリスクが高まります。
ちょっとした違和感がある場合でも、軽く見ずに早めに対処することが大切です。
カビが原因で健康被害が出る可能性がある
マウスピースに付着したカビの種類によっては、体内に取り込まれることで健康被害を引き起こす可能性もあります。
呼吸器系や消化器系に影響を及ぼすこともあり、特にアレルギー体質の人には深刻な影響を与えるケースも報告されています。
たかがカビとあなどらず、衛生的な使用を心がけることが重要です。
虫歯や歯周病のリスクが高まることがある
カビの生えたマウスピースを使い続けると、口腔内の菌バランスが崩れ、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。
カビによって唾液の自浄作用が妨げられ、歯垢がたまりやすくなるため、長期的なダメージにつながることも。
日頃のケアだけでなく、マウスピースそのものの清潔さも、虫歯予防には欠かせません。
マウスピースの劣化が早まることがある
カビが生えた状態で使い続けると、マウスピースの材質が傷んでしまい、劣化が早まる可能性があります。
素材が変色したり、においが取れなくなったり、ひび割れが生じたりすることも。
清潔な状態を保つことは、製品寿命を延ばすためにも欠かせないポイントです。
早期の交換や定期的なメンテナンスを検討しましょう。
マウスピースにカビを発見したときの5つの正しい対処法
もしマウスピースにカビを見つけたら、焦らず冷静に対処することが大切です。
自己判断で間違った方法を取ると、かえって健康を害したり、マウスピースを傷めてしまう恐れもあります。
ここでは、安全かつ効果的にカビへ対処するための5つのステップを紹介します。
対処法①:まずは使用を中止してカビの状態を確認する
カビを発見したら、すぐにマウスピースの使用を中止しましょう。
そのまま装着し続けると、口腔内に菌を取り込むリスクが高まり、炎症や不調の原因になります。
マウスピース全体をよく観察し、カビの範囲や色、広がり具合などをチェックしておくことも重要です。
この情報は、今後の洗浄対応や歯科医への相談時に役立ちます。
対処法②:専用の洗浄剤で丁寧に洗浄する
軽度のカビであれば、専用のマウスピース洗浄剤を使って丁寧に洗浄することで除去できる場合があります。
タブレットタイプや泡タイプのクリーナーを使い、しっかりと指示通りに洗浄しましょう。
時間をかけて浸け置きしたり、やさしくブラッシングすることで、汚れや菌をしっかり落とせます。
ただし、カビがしつこい場合は無理にこすらず、次の対処法を検討しましょう。
対処法③:熱湯や漂白剤は使わずに安全な方法を選ぶ
「カビ=熱や漂白剤で除菌」と考えがちですが、マウスピースには適しません。
高温や強い薬品にさらすと、素材が変形したり劣化してしまう恐れがあります。
市販されている歯科専用の洗浄グッズを使い、マウスピースに優しい方法で対応することがポイントです。
間違った対処で使用不能にならないよう、注意しましょう。
対処法④:洗ってもカビが取れない場合は買い替えを検討する
何度洗ってもカビが残っている、色素沈着して見た目が変わってしまった場合は、無理に使い続けるべきではありません。
衛生的に安心して使える状態ではないため、新しいマウスピースへの買い替えを検討しましょう。
特にナイトガードやスポーツ用など、使用頻度の高いタイプは定期的な交換が推奨されることもあります。
使用年数や状態を見ながら、適切なタイミングで新調することが重要です。
対処法⑤:不安な場合は歯科医院に相談する
自分では判断が難しい場合や、カビの状態が気になる場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。
プロの目でマウスピースの衛生状態を確認してもらい、洗浄方法や交換時期についてアドバイスを受けることができます。
また、必要に応じて新しいマウスピースの作製も依頼できるため、安心して使用を再開することができます。
定期的なチェックも兼ねて、気になることがあれば相談するのがおすすめです。
もうカビさせない!マウスピースの正しい洗い方と保管方法
一度カビが生えてしまうと、除去や買い替えが必要になるため、できれば未然に防ぎたいところです。
そこで大切になるのが、マウスピースの正しい「洗い方」と「保管方法」です。
毎日のちょっとした習慣を見直すだけで、カビの発生リスクを大きく減らすことができます。
ここでは、今日からすぐに実践できるお手入れ方法を5つご紹介します。
毎回使用後すぐに流水で洗い流すこと
マウスピースは使用後すぐに、流水でしっかりと洗い流すのが基本です。
このタイミングで、唾液や食べかす、細菌などの汚れを取り除くことができ、カビの原因を断つことができます。
洗い流す際は、指の腹で軽くこすりながら、細かい部分まで丁寧に洗うようにしましょう。
時間が経ってから洗うと汚れが乾いて落ちにくくなるため、習慣化することが大切です。
中性洗剤や専用クリーナーを使って洗うこと
水洗いだけでは落としきれない汚れには、中性洗剤や専用クリーナーの使用が効果的です。
歯ブラシのような柔らかいブラシを使って、隅々まで優しく洗いましょう。
ただし、強い洗剤や研磨剤入りのクリーナーは、マウスピースを傷める恐れがあるため避けてください。
週に数回はしっかりと洗浄し、清潔な状態をキープすることを心がけましょう。
しっかり乾燥させてから保管すること
洗浄後は、タオルなどで水分を拭き取り、しっかりと乾燥させてから保管しましょう。
濡れたままケースに入れると、湿気がこもってカビが繁殖しやすくなります。
自然乾燥をさせる場合は、風通しの良い場所に置くのがポイントです。
完全に乾いたことを確認してから収納するようにしましょう。
風通しの良い場所に置いて湿気を避けること
保管場所の選び方も、カビを防ぐうえで非常に重要です。
浴室や洗面所のように湿気がこもる場所は避け、風通しが良く、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
また、ケースの蓋は密閉しすぎず、少し空気が通るようにしておくと、内部に湿気がこもりにくくなります。
適切な環境で保管することで、衛生的な状態を長く保てます。
ケースも定期的に洗って清潔を保つこと
マウスピースを保管するケース自体も、定期的に洗って清潔を保つ必要があります。
汚れや菌が溜まっていると、せっかく洗ったマウスピースもすぐに汚染されてしまいます。
ケースの洗浄は週に1〜2回を目安に行い、洗った後はしっかりと乾燥させましょう。
マウスピースだけでなく、保管環境にも気を配ることで、カビの発生をしっかり防げます。
市販の洗浄剤や消毒グッズは効果的?おすすめのケア用品を紹介
マウスピースを清潔に保つためには、毎日の洗浄だけでなく、市販の専用グッズを活用するのもおすすめです。
最近では、手軽に使える洗浄剤や除菌グッズが数多く登場しており、忙しい方でも無理なくケアを続けられます。
ここでは、それぞれの特徴や使い方に注目しながら、おすすめのアイテムをご紹介します。
タブレットタイプの洗浄剤は手軽で使いやすい
水に溶かすだけで使えるタブレットタイプの洗浄剤は、マウスピースケア初心者にも扱いやすいアイテムです。
コップにぬるま湯を注ぎ、洗浄剤を入れてマウスピースを浸けるだけで、汚れやニオイの原因菌をしっかり除去できます。
短時間で効果を実感できるものが多く、週に数回のスペシャルケアとして取り入れるのもおすすめです。
持ち運びにも便利なので、旅行先でも活躍します。
泡タイプのクリーナーは細かい部分にも届きやすい
マウスピースの凹凸や内側の細かい部分に入り込んだ汚れには、泡タイプのクリーナーが効果的です。
泡が隙間に入り込み、手では届きにくい箇所の汚れや菌もしっかり落としてくれます。
使用方法も簡単で、マウスピースに直接スプレーして数分放置し、その後すすぐだけ。
ブラシを併用すると、より洗浄力がアップします。
紫外線除菌ケースは高い除菌効果が期待できる
最新のケアグッズとして注目されているのが、紫外線(UV)を利用した除菌ケースです。
マウスピースをセットしてスイッチを入れるだけで、短時間で強力な除菌が可能です。
手洗いでは落としきれない細菌にも対応でき、衛生面を重視する方にはぴったりのアイテムです。
ただし、すべての菌に効果があるわけではないため、日常的な洗浄との併用がおすすめです。
アルコール系のスプレーは使用できない場合があるので注意
手軽に除菌できるイメージのあるアルコールスプレーですが、マウスピースには適さないことがあります。
素材によっては変色や劣化の原因となることがあるため、使用前には必ず製品の注意書きを確認しましょう。
どうしても使用したい場合は、歯科医に相談するか、マウスピース専用に開発されたスプレーを選ぶようにしてください。
製品ごとの特徴や使用方法をよく確認することが大切
市販の洗浄剤や除菌グッズは種類が豊富ですが、製品によって使用方法や対応している素材が異なります。
間違った使い方をすると、マウスピースを傷めてしまったり、十分な効果が得られないことも。
購入前には説明書や成分表示をよく確認し、自分のマウスピースに合った製品を選びましょう。
不安な場合は、歯科医院でおすすめ商品を聞いてみるのも安心です。
歯科医院に相談すべきタイミングとマウスピース交換の目安
マウスピースは消耗品であり、使い続けているうちに衛生面や機能面に不具合が出てくることがあります。
とくにカビが生えたり、においが強くなったり、変形が見られる場合は早めの対応が必要です。
ここでは、歯科医院に相談すべきタイミングと、マウスピースの交換を検討するべき目安について解説します。
カビが何度も生えるようになったとき
洗浄や保管方法に気を付けていても、繰り返しカビが発生する場合は、マウスピースそのものが劣化している可能性があります。
素材の奥にまで菌が入り込んでいると、表面をいくら洗ってもカビの再発を防ぐのは難しいです。
このような状態が続くようであれば、歯科医院で相談し、新しいものへの交換を検討するのが賢明です。
見た目やにおいが気になる状態になったとき
変色や黄ばみ、取れないにおいなどが気になるようになったら、それはマウスピースの寿命が近いサインかもしれません。
これらの変化は、表面に蓄積した汚れや菌によるものが多く、衛生的とは言えない状態です。
気になる見た目やにおいが出てきたら、無理に使い続けずに、専門家の判断を仰ぐことが大切です。
マウスピースが変形・劣化しているとき
熱や圧力、長期使用によって、マウスピースが変形してしまうことがあります。
装着時にフィット感が悪くなったり、歯や歯茎に当たって違和感を覚える場合は、すぐに使用を中止しましょう。
マウスピースの素材が劣化していると、割れや破損の危険性もあるため、安全のためにも交換が必要です。
口内トラブルが続くようになったとき
使用しているうちに、口内炎や歯茎の腫れ、痛みなどが頻発するようになった場合は、マウスピースが原因となっている可能性があります。
マウスピースに付着した菌や、変形による物理的な刺激が、口内環境に悪影響を与えているのかもしれません。
このようなトラブルが続くときは、自己判断せずに歯科医院でチェックを受けましょう。
定期検診の際にマウスピースの状態を確認してもらうことが重要
マウスピースのトラブルを未然に防ぐには、定期的な検診で歯科医にチェックしてもらうのが効果的です。
見た目だけではわからない劣化や衛生面の問題も、専門家であれば的確に判断できます。
半年〜1年に一度の検診時にマウスピースも持参し、状態を見てもらう習慣をつけることで、安心して使い続けられます。
