マウスピースを使用するとよだれが増えると感じる人は少なくありません。
これは決して異常な反応ではなく、多くの人に見られる自然な生理現象です。
この記事では、なぜマウスピース装着時によだれが多くなるのか、よくある理由とその対処法をわかりやすく解説します。
自宅でできる簡単なケア方法も紹介しますので、快適に使い続けるヒントにしてくださいね。
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マウスピースをつけるとよだれが増える5つの理由
マウスピースを装着すると、口の中の環境が一時的に変化します。
この変化が原因で、唾液の分泌が一時的に活発になることがあるのです。
以下に、主な5つの理由を紹介します。
理由①:口の中に異物が入ることで唾液腺が刺激されるから
口の中にマウスピースという異物が入ると、自然と唾液腺が刺激されてしまいます。
これは防御反応の一種で、異物を洗い流そうとする身体の仕組みです。
とくに最初の数日間は、口腔内が慣れていないため、過剰に反応して唾液の量が増える傾向があります。
しかし、多くの場合は数日から数週間で落ち着いてくることがほとんどです。
理由②:脳が「食べ物」と勘違いするから
口に何かを入れるという行動は、脳に「食事が始まる」というシグナルを送ってしまうことがあります。
その結果、唾液が分泌されやすくなるのです。
とくに透明なマウスピースは飴やガムのような見た目とも似ているため、無意識に食べ物と勘違いされやすいのです。
これは脳の条件反射のようなものなので、慣れてくれば自然と改善します。
理由③:口呼吸になりやすく、唾液の分泌量が変化するから
マウスピースを装着していると、無意識に口呼吸になってしまう人がいます。
口呼吸は口内の乾燥を引き起こし、それを補うために唾液が多く分泌されることがあります。
特に就寝中は口が開きがちになりやすいため、知らないうちに唾液のコントロールが難しくなってしまうのです。
鼻呼吸を意識することで、このような変化は軽減できる可能性があります。
理由④:常に口の中を動かしてしまうから
マウスピースを装着していると、つい舌や頬で触ってしまうことがあります。
このような動きが刺激となって唾液腺が反応し、唾液の分泌を促進してしまうのです。
特に慣れていない初期段階では、無意識に口の中をいじってしまいがちです。
意識して舌や口内を動かさないようにすることで、よだれの量が落ち着くことがあります。
理由⑤:素材の違いによって唾液の分泌が促進される
マウスピースに使われる素材によっては、唾液の分泌を促進するものがあります。
例えば、ややざらついた感触やにおいのある素材は、口腔内を刺激しやすい傾向があります。
オーダーメイドや医療用グレードのマウスピースは、唾液分泌を抑える配慮がされた素材もあります。
気になる方は、一度専門の歯科医に相談してみるのもおすすめです。
マウスピース使用初期によくある5つの反応
マウスピースを使い始めたばかりの頃は、誰でも多少の違和感を覚えるものです。
慣れるまでの間に起こる身体の反応を知っておくことで、不安を和らげ、安心して継続しやすくなります。
ここでは、使用初期に多くの人が感じる5つの反応について解説します。
反応①:口の中が異物感でムズムズする
マウスピースは、口腔内にとっては“異物”であるため、最初は異物感を強く感じやすいです。
この違和感によって、口の中がムズムズしたり、舌や頬が落ち着かないことがあります。
とくに装着後しばらくは、口の中を頻繁に動かしてしまうこともありますが、これは自然な反応です。
数日から1週間ほどで慣れるケースが多いため、まずは焦らず様子を見ましょう。
反応②:無意識によだれが垂れてしまう
マウスピース装着直後は、唾液の量が一時的に増えるため、無意識のうちによだれが垂れてしまうことがあります。
寝ている間に枕が濡れてしまったり、朝起きたときに違和感を覚える人も少なくありません。
このような現象も、多くは時間の経過とともに改善されます。
必要であれば、枕にタオルを敷いたり、口元を軽く覆うマスクを使うのも一つの工夫です。
反応③:口を閉じにくくなり口呼吸になりやすい
マウスピースの厚みによって、自然と口が開きやすくなることがあります。
その結果、口呼吸になりやすくなり、口の中が乾燥したり、いびきをかく原因になる場合もあります。
意識して鼻呼吸を心がける、寝るときに口元を軽く閉じるマスクを使うといった対策が有効です。
特に就寝時の口の開きは無意識に起こるため、早めの工夫が大切です。
反応④:違和感で眠りが浅くなることがある
口の中に何かがあるという感覚により、脳が興奮状態になりやすく、睡眠が浅くなることがあります。
特に、入眠直後や夜中に目が覚めるといった悩みを感じる人もいます。
この反応も慣れてくると自然と解消されることが多いため、まずは1週間程度は様子を見るのがおすすめです。
リラックスできる就寝環境を整えることも、安眠への第一歩となります。
反応⑤:マウスピースを外したくなる衝動に駆られる
異物感や不快感が強いと、寝ている間に無意識にマウスピースを外してしまうこともあります。
また、起床時に「外してしまっていた」と気づいて驚く人も多いでしょう。
このような衝動も、慣れによって次第に減っていきます。
最初は短時間の装着から始め、徐々に時間を延ばしていくなど、無理のない工夫を取り入れてみてください。
マウスピース使用中のよだれ対策5選!自宅でできる簡単ケア
マウスピース装着中のよだれに悩んでいる方でも、ちょっとした工夫で快適さを取り戻すことができます。
ここでは、自宅で簡単にできるよだれ対策を5つご紹介します。
無理なく取り入れられる方法ばかりなので、今日からぜひ試してみてください。
寝る前にマウスピースをぬるま湯で洗浄しておく
マウスピースに付着した汚れやにおいが刺激となり、唾液の分泌が増える原因になることがあります。
就寝前にぬるま湯でやさしく洗浄しておくことで、口内の違和感や過剰な唾液分泌を軽減できます。
特に市販の洗浄剤や中性洗剤は使用せず、水洗いまたはぬるま湯のみで十分です。
毎晩のルーティンにすることで、清潔さと快適さを保ちやすくなります。
口周りの筋肉を鍛える「あいうえお体操」を行う
口の周囲にある筋肉を鍛えることで、唾液のコントロールがしやすくなります。
簡単にできる「あいうえお体操」は、口を大きく動かしながら発声することで筋肉を刺激します。
寝る前に3回ずつ「アイウエオ」をはっきりと発音してみましょう。
口元がしっかり閉じやすくなる効果もあり、よだれの流出防止にもつながります。
マウスピースのサイズやフィット感を見直す
サイズが合っていないマウスピースは、口の中で動きやすく、唾液腺への刺激を強めてしまう可能性があります。
よだれがなかなか改善しない場合は、装着感を見直すことが必要です。
市販のものではフィットしにくい場合もあるため、歯科医院での調整やオーダーメイドの検討も効果的です。
ぴったり合うものを選ぶことで、違和感や過剰な唾液の軽減につながります。
加湿器を使って寝室の乾燥を防ぐ
部屋の空気が乾燥していると、口内も乾きやすくなり、それを補おうと唾液が過剰に分泌されることがあります。
加湿器を使って適度な湿度を保つことで、口の中の乾燥予防とよだれ対策が同時に可能です。
特に冬場やエアコン使用時は乾燥しやすいため、加湿器の活用をおすすめします。
快適な環境づくりが、マウスピース生活をより良いものにしてくれます。
口呼吸を防ぐために鼻呼吸を意識する習慣をつける
口呼吸は唾液の流れを乱し、よだれを多く感じる原因になります。
日頃から鼻呼吸を意識することで、口内環境が整い、よだれのコントロールがしやすくなります。
寝る前に鼻で深呼吸する習慣をつけたり、起きている間も鼻呼吸を心がけると効果的です。
どうしても難しい場合は、鼻呼吸を促すテープやマスクの使用も検討してみましょう。
寝ている間のよだれ対策5撰
就寝中によだれが出やすい方にとっては、朝起きたときの不快感が悩みの種になります。
寝ている間の体の状態や環境に少し工夫を加えることで、よだれの量を抑えることが可能です。
ここでは、手軽に実践できる5つの対策をご紹介します。
対策①:枕の高さを見直して気道を確保しやすくする
枕の高さが合っていないと、気道が狭まり、口が開きやすくなってよだれが出やすくなります。
適切な高さの枕は、首や頭の位置を自然な角度に保ち、鼻呼吸をしやすくする効果があります。
仰向けで寝たときにあごが自然に引ける高さが理想です。
枕が高すぎたり低すぎたりする場合は、タオルなどで調整してみましょう。
対策②:横向き寝に変えることで唾液の流出を防ぐ
仰向けで寝ると、唾液が喉や口の奥にたまりやすくなり、気づかないうちによだれが垂れることがあります。
横向きに寝ることで唾液が自然に喉へ流れるのを防ぎ、口元からの流出を抑えやすくなります。
特に右向きか左向きで安定した姿勢を保てるよう、抱き枕や体を支えるクッションを活用すると効果的です。
対策③:寝る前のリラックス習慣で唾液分泌を抑える
ストレスや緊張は唾液の分泌を活性化させることがあります。
寝る前にリラックスした状態を作ることで、唾液の量を自然に抑えることができます。
温かいお茶を飲む、アロマをたく、ゆったりとした音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス法を見つけましょう。
深呼吸や軽いストレッチも副交感神経を優位にし、よだれ対策につながります。
対策④:口を閉じて寝るためにテープやマスクを活用する
口が開いた状態で眠ると、よだれが出やすくなるだけでなく、乾燥やいびきの原因にもなります。
口を閉じたまま眠るための対策として、口テープや就寝用マスクの使用が有効です。
特に「口閉じテープ」は肌にやさしく、睡眠中の口呼吸を抑えるサポートとして注目されています。
就寝前に軽く貼るだけで、違和感も少なく安心して使えます。
対策⑤:就寝前に水分をとりすぎないように注意する
寝る直前に大量の水分を摂取すると、体内で調整が追いつかず、唾液の分泌にも影響を及ぼすことがあります。
眠る1〜2時間前には水分の量を控えめにし、適度な水分補給にとどめておくのがおすすめです。
脱水を避けるためには、日中にこまめに水分を摂っておくことがポイントです。
寝る前は「のどを潤す程度」を意識しましょう。
よだれが気になるときに見直したいマウスピースの選び方
よだれの悩みがなかなか改善しない場合は、今使っているマウスピースそのものを見直すことも大切です。
マウスピースの形状や素材、フィット感などが合っていないと、唾液の分泌が過剰になることもあります。
ここでは、よだれが気になる方におすすめのマウスピースの選び方を5つご紹介します。
自分の口にぴったり合うオーダーメイドタイプを選ぶこと
市販のマウスピースは便利ですが、万人向けの設計であるため、自分の口の形に合わないことも少なくありません。
その結果、違和感や唾液の増加につながることがあります。
歯科医院で作成するオーダーメイドタイプなら、歯列や口腔の形にぴったりフィットするため、異物感が少なく快適に使用できます。
装着感が向上することで、唾液の過剰分泌も抑えられる可能性があります。
通気性がよく快適に使える素材を選ぶこと
マウスピースの素材も、唾液の分泌に影響を与える要因の一つです。
通気性が悪い素材だと口の中が蒸れて不快感を覚えやすく、唾液がたまりやすくなってしまいます。
通気口が設けられていたり、通気性に優れた柔らかい素材を使っているマウスピースを選ぶと、装着中のストレスを減らせます。
快適さを求めるなら、素材の特徴にも注目してみましょう。
長時間使用に適した薄型で違和感の少ないものを選ぶこと
厚みのあるマウスピースは、口を閉じにくくさせたり、舌や頬に触れる面積が増えるため、唾液腺への刺激が強くなります。
そのため、就寝時や長時間の装着を前提とする場合は、薄型タイプを選ぶのが理想的です。
薄くてもしっかりとフィットするものなら、安定感もあり、よだれ対策にもつながります。
軽量タイプを選ぶことで、装着時の違和感もぐっと減ります。
装着後も発音や会話に支障がないか確認すること
日中にマウスピースを使う場合、会話への影響も重要なポイントです。
発音しづらい、話しにくいといった問題があると、それだけでストレスになり、口腔内が緊張状態になることがあります。
実際に装着した状態で「ア行」「カ行」などを発音してみて、違和感がないかチェックすることが大切です。
話しやすさも選び方の基準に含めると、快適に続けやすくなります。
専門の歯科医に相談して最適なタイプを提案してもらうこと
マウスピースは自分だけで選ぶよりも、専門家の意見を取り入れることで格段に使い心地が向上します。
歯並びやかみ合わせ、口内の状態によって最適な形状や素材が異なるため、プロの判断が欠かせません。
歯科医院ではカスタムメイドの提案だけでなく、現在使用中のものの見直しや調整も可能です。
よだれが気になるときこそ、一度専門家に相談してみましょう。
